初めにお断りしておきます。稚拙な文章です、すみません…orz ストーリじゃないですけど、時間軸的にはこんな感じです。 →香港からシンガポールへ向かう途中にいる承太郎たち。 その頃、ディオ様御自らがジョースターの血統を取り除こうと出向こうとする。 でもエンヤ婆が、シンガポールで7人のスタンド使いもいるためディオ様自らが行く必要はない、とそれを止める。 でも行っちゃうディオ様。 そんな感じの話デス。 要は3部格ゲーにおける邪悪の化身ディオ!!のアーケードモードのストーリです。 DIO×承太郎で流血、暴力表現を含みます。 まだそんなに危なくないです。← でも基本的にイミフ。 読んでみても良いよ、という方は以下へどうぞ。 Quälerei (1) ----------------------------------------
承太郎のことは、一目見て気に入った。 強い意志を秘めた深緑の眼を見ただけで、腰骨の辺りが痺れた。 ジョナサンを思い出す。 花京院、ポルナレフ、そしてアヴドゥルの三人は、ザ・ワールドの力をもってして葬り去った。 彼らは自分が死んだことにさえ気付かぬままだった。 詮無いことだ。 そしてジョセフ・ジョースターは、ジョナサンの肉体を自らになじませるために、その血を吸って殺した。 お陰で、今はもう、ジョナサンの肉体は完全にディオになじんでいた。 よもやディオが直々に出向いてくるとは、彼らは予想だにしていなかったのだろう。 不意打ちのように現れたディオに、何をされたかも分からぬままに、彼らはその命を散らしていった。 そして最後に残ったのが、黄の節制を下した承太郎だった。 ジョースターの血統においてスタンド能力を持つ、文字通り最後の一人だ。 人気のない路地で相対した二人は、間合いを計るかのように睨み合う。 承太郎は、自分に勝つことは絶対に出来ない。 ディオには、そう確信があった。 まさに世界を支配する力を持った自分には、相手のスタンド能力が例えどのようなものであったとしても、意味を持たないからだ。 例外は無い。 ディオが無造作に一歩踏み出す。 承太郎の、殺意に満ちた深い緑色の眼を見つめたまま。 私はお前が気に入ったよ、承太郎…。 甘いとさえ思える声音で、ディオが囁く。 承太郎はその声と言葉に言いようの無い不快感と嫌悪感を感じて、顔を顰めてディオを睨みつけた。 戯言ヌかしてんじゃねぇぞ、てめぇ。 ふふふ…そう思うか? そう思うのか、承太郎…。 瞬きの内に、ディオが承太郎の背後に現れる。 その動きについていくこともできず、それどころか気付くこともできず、承太郎は内心で驚愕していた。 ディオを注視していたにも関わらず、だ。 スタープラチナッ! 驚愕をすぐさま打ち消し、承太郎は自らのスタンドを現して背後のディオに殴りかかる。 素早く精巧な動きをするスタープラチナにかかれば、相手はすぐ後ろに居るのだ、かすりもしないということはないはず…だった。 スタープラチナが殴りかかると同時に後ろを振り返った承太郎の目の先には、しかし、誰も居なかった。 スタンドの拳が空を切り、その姿を消失させる。 驚愕に眼を見開く承太郎の背に、ゆったりとした口調で、ディオが言葉を紡ぐ。 無駄だ。お前ではこのディオに勝つことは出来ん。 承太郎が再び驚愕と動揺を覚え、歯軋りをする。 今度は振り返ることさえ、その圧倒的な存在感と威圧感の前に、出来ない。 ディオのスタンドの拳が、承太郎の腹に叩き込まれる。 何が起こったのかわからぬままに承太郎は吹っ飛ばされ、壁に激突した。 そのまま力なく、路地に倒れこむ。口から赤黒い血が滴り落ちた。 ディオが悶絶する承太郎の制服の襟を掴み、その顔を上向かせる。 憎悪と殺意を籠めた視線がディオの眼を射抜いた。 良い眼だ、誰にとも無く呟き、顎を滴り落ちる血を舐め取った。 その行為に頭に血が上ったのか、承太郎がなけなしの力を振り絞って拳を振り上げる。 だがその手はあっさりと掴み取られ、あらぬ方向へと力の限り曲げられる。 鈍い音が、体全体に響いた。 言葉もなく痛みに耐える承太郎の背を、ディオが踏みつける。 無駄な抵抗、無様な姿。 そんな承太郎の姿を見つめる凍りつくような眼差し、嘲笑の形に歪んだ唇。 滑稽だな、承太郎…。 呟かれた言葉を耳にして、承太郎は屈辱に喘ぎながら、次第に暗闇に引き摺り込まれてゆく意識に歯噛みした。 ブチのめしてやる。 吐いた言葉は声にならなかった。 ---------------------------------------- 要するにDIO様の一目惚れ話です。 続いちゃうよ! |